今の先生にピアノを習い始めもうじき2年半…(^^)
子供関係で知り合った知人からの紹介で、2年前に先生の所に。
体験レッスンをしていただき、その優しい教え方に一目惚れ+゚。*(*´∀`*)*。゚+
確かショパンのワルツop.64-2を持って行ったんだっけ。
ズンチャッチャ♪ズンチャッチャ♪と、子供のような弾き方で今から考えると色気も何も無く(^^;)
何も考えずにただただ楽譜どおり弾いていたのですね(笑)
「ショパンの弾き方って言うのはね、もっとこう、音の長さが自由って言うか…1,2,3!じゃなくて…1~~2,3だったり…」
と、教えてくださいました。
大人のワルツにするには?こうした方がいいですよ~
ここでペダルをパッと離すんじゃ無くてこうやってペダルをもっと長めに踏んでみて~とか。
私は先生に決めるまで、ネットなどで近所の教室を探していましたが、
まだウン十年ぶりでピアノを再開したばかりで、
正直「体験レッスン」というのも「一体どんな事するの?(不安・・・)」
「あらら、何十年も弾いてなくてまともに指も動かない状態なのに、家に習いに来たのね?」とか思われるんじゃないかとか
今から考えたら
超被害妄想ですよね(;´Д`A ```
私が習っていた頃からは世情も変わっているので、なんかすごく心理的ハードルが高かったです。
フットワークの軽い方ではないので、どうしようか…と二の足を踏んでいたのですが
勇気を振り絞ってネットで探した教室に体験レッスンのお願いをしようと電話をかけました。
そこは「グランドピアノでレッスンしています!」と謳っているところでした。
そこで聞かれた事は「前習われたのは教本でいうとどこまでですか?」みたいなこと。
「えっと、ソナチネまでやりました…」と、言うと
「すごいじゃないですか~」「では体験レッスンいつにします?」と。
上手く言えないのですが、なんだかとても事務的な感じの応対だなあ…
と感じてしまいました。仰っている事は当たり前の事なのでしょうが
なんというか、嫌な言い方になってしまいますが「ぶっきらぼう」に感じました。
なんでだろう…。わかりませんが。電話越しの口調かな。
で、結局お断りさせていただき、知人に紹介して貰ったのが今の先生です。
その頃はうちにデジピしかなかったので、せめてレッスンのピアノはグランドが良いな…と思っていました。
今の先生に最初に連絡した時、私がグランドかどうか聞いたわけじゃなかったんですが、先生の方から
「申し訳ないですけどレッスンはグランドじゃないのですが、それでもよければいつでもどうぞ」
と、言って頂き、正直「え?グランドじゃないんだ・・・」って思いましたが…(どんだけグランドに固執(笑)
そして何か「昔どこまでやったんですか?」的な質問があるかと思ったら特に無かったです。
「体験レッスンって初めてで、何を弾けば・・・?」とお聞きしたら
「何でも大丈夫ですよ!今弾いてる曲があれば持ってきてもらっても良いですよ~」と。
レベル的にどうこう、とかそういうのは特に言われなかったのも、ちょっとホッとしました。
そんな事ってよく考えれば先生の前で曲を弾いた時点でわかりますしね。
その後実際にお会いして、太陽のような満面の笑みで迎えてくださって、ああ!この先生に教わろう!と、即決しました。
先生のものすごい引力を感じ(笑)
(なんか宗教とか…教祖とか…でもやっていけそう)もう、グランドじゃないとかそんな事どうでもいいし…くらいでした(笑)
他の生徒さんのレッスンにたまたま同席させていただいた事もあるのですが(知ってる親子さんだったので)
本当に、否定的な言葉は一切仰らず(これって簡単なようで難しい事だと思うんですよね)
明らかに弾けてない所も
「弾けてない」とか「そうじゃなくて」とかは言わないんですよ。
そういうダメ出し的な言葉って普通日常的についつい出ちゃったりするものですよね。
それを「言わない」というのはすごい事だと思うんです。
どんな弾けてない状態でも絶対に否定しないです。
そして少しでも成長できた事を見つけてくれます。
ミスタッチして「あ!!」となってしまっても「いいのよ!間違った事がわかってるんだから大丈夫!」とか
「違う所を弾いてもそんなにズレてないわよ!」とか(笑)
譜読み間違いの訂正も
「あ、ここって♯ついてるんじゃないかしら?でもここは間違いやすいわよね~」
と、さりげないフォロー。
毎回、「この前よりここのところ(具体的に)が(こんな風に)良くなって来ましたよ!」
と、すごく前向きな言葉がけをしていただきます。
楽譜にはあまり書き込む先生ではないので、楽譜に書いてあるとかではなく、前回の私の上手くいかなかった部分をちゃんと覚えてくださってるんですよね。
たくさんの生徒さんがいるのにすごいなあと。
「そうじゃなくて、ここはこう弾いて」とは言いません。
「そういう弾き方もいいと思うんですよ。でもここはこう弾いた方が良さそうな気がするの、ちょっとそうやって弾いてみてくれる?」
結局同じ意味なんですけど、いつも感心するのは言い方が本当にお上手だなあって事です。
今まで1度も不快に感じた事が無いです。
まずはどんな状態であっても相手のそのままを認める。(良い所を見つける)
その上で改善した方がより良くなる事を相手に伝える。
子育てでも同じですよね。(え~と、そう言いながら私はできてないですけど(;´Д`A ```)
大人相手でも同じなんですよね。(え~、特に私は精神的に子供なので(;´Д`A ```)
認めてもらえれば嬉しい。
認めてもらった上での「もっと良くなる提案」だったら迷わず「そうしよう!」と思う(単純ですけど)
否定されれば自信が無くなる。萎縮してしまう。
自分のやり方じゃ全然ダメなんだ、センス無いんだ、じゃあやっても無駄じゃん…
いつも同じ事注意される、出来ない所のダメ出しばかり。はあ・・・
と、なります(あ、あくまで私の場合ですけどね)
認めてもらって嬉しい!と思って先生のアドバイスを聞くのと
「そうじゃなくてぇ・・」的な事を指摘され「そうか…ダメなのね」と思ってから聞くアドバイス。
どっちがヤル気になるのか。
ピアノの先生はピアノの技術を教えるんだから、物の言い方とかどんな性格だとか人格だとか
そういうのは関係ない!
と、思う方もいらっしゃるかなとも思います。
(ここで言う人格というのは、先生と私生活を共にしている訳ではないので(笑)結局レッスン時の接し方という事になりますけど…)
人間同士、相性という物もありますよね。
Aさんには合うとしても、Bさんには合わないかもしれない。
感じ方は人それぞれですからね(^^)
もちろん、当たり前ですが
技術的音楽的に自分より上の方と感じる事も重要だと思います。(と言う意味では先生と名乗る方は全員が自分より技術も音楽的センスも持っているに決まっていますが)
演奏を聞けば自分の好きな演奏なのかどうかってわかりますね(^^)
こんな素敵な演奏をする先生、その演奏の技術を教わりたい訳です。
歌うように、そして盛り上げる所ではダイナミックに、涙が出るくらい悲しげに…
どうしたら「歌うように」弾けるのか?
どうしたら「ダイナミックに」弾けるのか?
どうしたら「悲しげに」弾けるのか?
音楽的なセンスって一体何なのか?
そういう事を具体的に教わりたい訳です。
ここに書いてるのはあくまで私の場合です(^^)
週に1回なり、月に2回なり、ある程度の頻度で顔を合わせながら教えていただくのに
毎回「嫌だな・・・また出来ない所注意されるんだろう、気が重いな・・・」なんて思いながら教わるなんて本末転倒だと思うし。
趣味だからこそ楽しく続けたいと思っています(^^)
(もちろん技術的にはお気軽にお手軽に楽しく~といかない事はたくさんあると思います)
どんな段階の生徒であっても、決して見下す事無く、自分の意見を押し付けることなく、
良い所を見つけてくださる先生に感謝です。
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