ふと思う事があります。
なんでピアノなんだろう?
ギターだってバイオリンだってフルートだってチェロだってオルガンだって他にも楽器はあるのに。
音楽だってそう、Popsだってへヴィメタルだってイージーリスニングとかクラシックだったらオーケストラだってあるじゃない。
現にPopsやへヴィメタにはまっていたこともあるし、交響曲とか普通に聴いた事もあるし(レコードとかでだけど)でもなぜかやっぱり今ピアノが好き。
でもPopsにはまっていたころは、その歌が好きというのもあったけど、一番の目的はカラオケだったかもしれない(^^;
つまり自分が歌う事が目的て聞いていたかも。
へヴィメタにハマったころはもちろん音楽性も好きだったけど、それ以上にそのアーティストが好きだったのかもしれない。
洋楽Popsなんかも音楽性ももちろんだけど、アーティストの魅力ってものが大きかったような気がします。
音楽って慣れがあるのかな?
よく聴いていたものが好きになるのか?それとも好きだから聴いていたのかな?
小さい頃(4、5才の頃)家でよく聴いていたのは父親の持ってた映画音楽のレコードで、
(禁じられた遊びとかいそしぎとかマルセリーノの歌とかね)
思えばその頃から短調な曲が大好きで。『日曜日はダメよ』とか明るい系の曲はあまり聞かなかったような気がします。
そういう音楽(オーケストラで演奏されるものが多かった)を聴いていたのになぜかピアノ。
ピアノの音が好きなんでしょうか。
でも、何でピアノなんだろう??
思うに好きな曲を自分の手で再現したいという気持ちがすごく強くて、でもオーケストラとかpopsのバンドとかは一人では再現できないじゃないですか。
例えば小学校のころ持ってたリコーダーや鍵盤ハーモニカやなんかでメロディーを再現したくてもレコードで聴いたようなオーケストラやバンドの厚みある音は出せません。
そこでピアノやオルガンなら伴奏もメロディーも奏でられる、よりオーケストラやバンドで聴いた演奏に近い再現が出来る…
幼いながらにそう思ったのでしょうか?
もちろんその頃の『どこの家でもピアノ』みたいな風潮も後押ししてくれたと思います。
ご近所さんは前の家もお隣もピアノがありましたし、練習する音がちょくちょく聞こえてましたし、レコードではない実際の音を耳にする機会はとても多かったですからね。
ピアノを習いたい、ピアノが欲しい、ピアノを弾きたい、小学校5年生の私はピアノに対する憧れがとても強かったです。
なんでピアノなのかなぁ。
気づけば聞く音楽はピアノ曲ばかり。
しかもほとんどソロのピアノです。
今はすごく好きなプロピアニストさんがいるわけではありません。
なのでこの人のファンだからピアノを聞くというようなものではないんですよね。
そういう意味で以前はもっとこのピアニストのファンだっていうのがあったんですけど、なぜか今はそういうのがほとんど無いです。
ピアニストの演奏を高いお金を払って聴きに行きたいというよりも、身近なピアノ友達の演奏を間近で聞く方が感動するしたくさんの刺激を頂ける気がするんです。
(こういう聞き方をあまり良くないと遠回しに言われたこともありますが…)
遠い遠いステージのピアノを豆粒みたいに見えるピアニストさんが奏でる完璧な演奏、よりも時間無いのに一生懸命練習して弾いてる友達の演奏の方が完璧じゃなくても私には胸に迫るんですよね。
いろんなフィルターがかかってるのはあるんでしょうけれど。
なんでピアノなのかな…
聴くだけなら何だっていいはずなのに。
でもやっぱり今日もピアノ曲聴くんですよね。
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