ね~み♪のピアノ再開日記

趣味のピアノを再開したアラフィフ。難しい事はわかりませんが、素人目線でピアノライフを語ります。
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記念日
プロフィール

ね~み♪

Author:ね~み♪
子供の頃習っていたピアノ。
2013年より25年ぶりに独学で再開、
2014年3月より先生について習い始めました。
夫と二人の子供がいるアラ50です。

♪ただいま練習中♪

ツェルニー40番-35番
カッチーニ アヴェマリア
リスト ため息

2016年レッスン終了した曲

バッハ シンフォニア4番・平均律1巻1番・2番・5番・6番・10番・16番
・パルティータ6番アルマンド
ショパンエチュードop.10-3
バッハ=ケンプ「主よ我汝を呼ぶ」「シチリアーノ」

2017年レッスン終了した曲

バッハ パルティータ6番 トッカータ・インベンション2番


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cup 使用人スベルマンの秘密のピアノ日記 volume1

2016.09.12 Mon
ここは日本でも有数のセレブが居住する街、S。
どの家も豪奢な塀と門扉に囲まれ、セキュリティの高さを感じさせる。
そんな高級住宅街にセレブね~みの家はあった。

ここのところね~みは公私共に多忙の日々を送っていた。
家の中の雑務はもちろん使用人にある程度任せてはいるが
完全に任せきりと言う訳には行かない。
抱えている事業もほとんど名ばかりの役ではあったが多少顔を出したりする事もあった。
ピアニストの先生の海外公演に顔を出したり、社交界の付き合いや、もちろん自身のピアノの練習も欠かせない。

そんな中、一番信頼していた長年の使用人が暇を取る事になったのだ。
代わりに今月から新人の男性の使用人が入る事になった。

今までね~みの家に入る使用人は、新人という事は無かった。
今回は例外的に信頼の厚い使用人からの紹介で、
聞けば彼は大変気の毒な生い立ちであった。
何でも身寄りも無く施設で育ったのだが、稀に見る頭脳明晰・容姿端麗・そして性格の良さ。
彼は使用人で終わるのは正直勿体無いくらいの男なのだ。
ただ、彼には財力も、バックアップしてくれる人脈も無かった。

長年務めていた使用人があるチャリティーショーで歌を唄っていた彼を見て興味が湧き
話しかけたことから親交が始まったとの事であった。

ね~みは紹介された新しい使用人に向かって話しかけた。
手にした履歴書を眺めながらチラッとその若者の姿を見た。
「ねぇ、あなた、・・・お名前なんと仰ったかしら?」

ね~みの書斎のデスクの前にその若者は気をつけの姿勢を保ったまま立っている。
長身で細身の体躯、その顔はまるでギリシャ彫刻のようだ。そしてその目は美しいヘーゼル・アイであった。
若者はその目でね~みを見ながら
「シタディスワフ・スベルマンです」
と答えた。
流暢な日本語である。
「日本でお生まれになったの?ああ、もちろん大体の事情は前の使用人から聞いているけれど…」

「ええ、両親ともユダヤ系ポーランド人でしたが、日本には仕事の関係で住んでおりました。」
そう答えた時、彼の目に言い様の無い深い悲しみが垣間見えた気がした。

「そうだったの。今まで大変なご苦労がおありだったようね。」
「もう、20年以上前のことですので…記憶らしい記憶は残っていないんです。」

まだ若いというのに、過酷な生い立ちが彼の心を老成させたかのようであった。
今時のテレビなどで見る同世代の若者とは醸し出す雰囲気が全く違うのだ。
物事に動じないように見える静かな佇まい。
彼の回りにはある種のオーラのようなものが感じられた。

そしてこの日から彼はこの邸宅の使用人として働くことになったのだ。

スベルマンの仕事振りは素晴らしく、1説明すれば10を理解し、ね~みの要望を完璧にこなすようになった。

そうして数ヶ月が過ぎた。

明日は特別な日だ。
なぜならね~みの夫、つまりこの家の主が海外出張から帰宅する日なのだ。
主は普段は仕事で海外に出ていることが多いが
2~3ヶ月に1度は日本に戻ってくる。
 
主についての注意や対応の仕方については
以前の使用人からはもちろん、ね~みからも説明は受けていた。

それによると、主は大変気難しく、少しのことで機嫌を損ねることがあるようだ。
潔癖性の気があり、家の中は塵1つ無い状態を保つのがベストである。
音楽鑑賞が趣味で本物を求める。
音楽は超一流のクラシックに限る。
仕事の話は機嫌が悪くなる事が多いので避けること。
ロマネ・コンティを嗜むのでディナーには必ず用意しておくこと。

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